まるはだかの感想。【通りすがりのあなた / はあちゅう】

まるはだかの感想。【通りすがりのあなた / はあちゅう】

私にとっては、久々に小説を読む楽しさを思い出させてくれた本。

短編集なので、たくさんの主人公と、それを取り巻く人たちがいて、誰しもが必ず、物語の中の誰かに自分や、周りの人を投影させてくれることができると思う。

異次元のようで、すごく身近なような、心の隙間にスッと入る本でした。

今日はそんな、「通りすがりのあなた」を読んだメモから、まるっと包み隠さずに抜粋。私の心の中までも、露わになるみたいで恥ずかしいな。

通りすがりのあなた

はあちゅうさんの、小説デビュー作。

「群像」に掲載されていた三遍に加え、新たなエピソードも含む全七編からなる、短編集です。

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プルーフ版と、感想を書いたメモ18枚。

(抜き出したり感想書いてたら、5ミリ罫線のミニ6リフィルがなんと18枚‥!!36ページ。どんだけ感情移入しとんねん。と、いうことで読むのにもムッチャ時間かかりました。)

超個人的な、まるはだかの感想。

これから下に書くのは、あくまでも私の個人的な感情です。

この本を読んで思ったことを、読みながら書いた読書ノートの中から、自分の思いや考えたことを書いた部分を抜き出したもの、そのままです。(引用と自分の思いで色を分けながら書いてる)

こんな人に読んでほしい。

無意識で簡単に人を傷つけるような人と、無防備に「自分だけだ」と傷ついてしまうあなたに読んでほしい。

◆ こういう絶妙なオンナゴコロに気づける男の人はモテると思う。

◆ 「親友」「恋人」「配偶者」…。私はいったい、なんなのだろう。孤独に押しつぶされる夜がある。なんでもない、名前のない関係だったとしても、私の中に、あの人は生きていて、あの人の中にも、きっと私は存在してる。それだけで充分だと、救われた気がした。

何回「愛しい」と思っただろう。

◆ 弱くても、間違っていても愛おしいと思える人も思ってしまう瞬間も、この世界にはたくさんある。この話に出てくる人たちが、とても愛おしい。

7回、いちいち恋をしました。

◆ こういう確信を、私はいつも「運命」って読んできた。

はかなさはセクシーで、切なさが愛しい。

自分の過去がえぐられました。

◆ 人は忘れてしまう。たとえそれが、胸を強く締め付けるような出来事でも。ページをめくるごとに、何度もなんどもそんな想いが蘇るような本。

◆ 身に覚えがありすぎて、私の日記かよと思った。鮮明に、私の気持ちが言語化されていた。(私にはこんな文才はないし、私の時は「彼」は泣いてはくれなかったけれど。)

◆ 私の頭の中がそのまま書いてあって、もはや、逆に感想不要。

◆ 友人の恋バナを聞くようにリアル。だけど、現実はここまでの本心は見せられやしない。だから、小説って面白い。

◆ お付き合いができなくて、恨めしいと忘れようとした恋がある。そんな恋を思い出して、ただ抱きしめるように、思い出して。感謝したいと、ようやく思えた。あの恋が、浄化されました。

思いが伝わること

◆ 言語が同じであることと、同じ言葉が伝わることは違う。同じ言葉を使う人に、私はいつも恋をしてきた。

◆ この本を好きな人とはきっと、同じ想いを分かち合える。

◆ 「いいね」とか「つながる」よりも、こういう分かち合い方を、ホントは私、ものすごく欲してる。そういう気持ちに、気づいてしまった。

ダブルショートソイカフェモカ

◆ 「好きな小説に出てくる、カスタマイズの味が知りたいんです。」と言ってオーダーした私に、「ほろ苦くって、少し大人な味です。だけど、それを豆乳でお作りしますので、まろやかにもなって、とっても美味しいと思いますよ。」笑顔で人の良さそうな店員の女性は、両手でカップを渡してくれました。

◆ 「あともう少し‥!」「今はここまで」「でももうちょっと」“本を読みたい”こんな風に夢中になったのは一体、何年ぶりだろう。

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さいごに。

自分の感想とか、勝手に思ったことをガンガン書いたけど、「読んでみたい!」って思われて、そのまま買いに行っちゃうくらいこの思いが伝わる感想を書ける人になりたいなぁ。

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IGに感想投稿したら、帯に感想を載せていただきました。

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